7月8日(木)より写真家 川村恵理による写真展「都市の肌理 touch of the urban skin」を開催いたします。
2020年11月に第1作目となる写真集「都市の肌理 touch of the urban skin」を出版し、作家としての活動を開始した写真家 川村恵理。
一見すると何も語り出しはしない、無記名の都市のパーツの連なり。
これらは現代を生きる私たちを取り巻く、慣れ親しんだ風景です。
今回展示される写真はすべて、2019年冬の渋谷で撮影されたもの。
渋谷の街の再開発はその後も続き、目に入る風景は日々止まることなく変化しています。
無数にある都市の構成物の移り変わりや、それに伴う人々の暮らしの様子に思いを馳せたことから、人体の代謝機能を想起した川村氏。本来、肌を持たないはずである、私たちの生きる「都市」、それらの「肌理」とも言える風景が浮かび上がってくる体験を、展示を通してお届けします。
本展では1Fギャラリースペースに加え2Fのスペースも使用し、写真集収録全40点の作品を展示いたします。
会場では写真集とともに、展示作品等も販売いたします。写真集はオンラインストアでも販売しておりますのでぜひご利用ください。
川村恵理写真展「都市の肌理 touch of the urban skin」
2021年7月8日(木)-7月27日(火)
12:00-19:00 水曜定休 /入場無料
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
03-6451-0845 / shop@bookandsons.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来店の際はマスクの着用をお願いいたします。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※展示物等の関係上、祝花はお断り申し上げます。
カサブタについて。子どもの頃に感じたことを、なにか覚えているだろうか。
気づかないうちに剥がれ、その下に順番を待っていた新しい皮膚を見た瞬間の事は?
傷付けようと思ったわけではない、転んで作った傷から、知らぬうちにまた自分の一部ができているなんて。
体というのはどうにもうまく出来ている。
それが人体に備わる代謝による現象だと知るのは、もうあまり転ばなくなってからのことだ。
–写真集「都市の肌理 touch of the urban skin」より抜粋
川村恵理
写真家。2020年11月に第1作目となる写真集「都市の肌理 touch of the urban skin」を出版したことから、作家としての活動を開始。
スタジオ勤務や写真家 久家靖秀氏の助手を経て2017年の独立以降、クライアントワークを中心とした活動を展開。
雑誌、広告、カタログ等での撮影の他、近年では研究者やアーティストの記録撮影なども手がけている。