梶井照陰「NAMI_波」

4月2日(木)より、BOOK AND SONSにて梶井照陰による写真展「NAMI_波」を開催いたします。
佐渡島にて真言宗の僧侶をしながら、写真家として活動をつづける梶井照陰。


波には、同じ形というものがない。
風が触れれば、しぶきの立ち方が変わる。水面の下では、層ごとに流れの向きが変わる。そのかすかな差が積み重なって、波は刻々と別の相を生み出していく。どれか一つを「本当の波」と呼ぶことはできない。
表に見える顔と、深いところに隠れた動きが響き合い、形は絶えず揺れ続ける。その重なりは、人の心の奥で層を成す記憶や感情が、時の流れとともに輪郭を変えていくのと、どこか似ている。
波は、同じ表情を保つことがない。見えている形は、いくつもの作用が生んだ結果にすぎない。


会場にて、新作写真集『NAMI_波』を販売いたします。
展示と合わせてぜひご覧ください。

【NAMI_波】

価格:4,950円(税込)
発売日:4月20日(月)
出版社:リトル・モア
※BOOK AND SONSでは2日より先行販売


梶井照陰「NAMI_波」

2026年4月2日(木)ー4月21日(火)
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
03-6451-0845 / shop@bookandsons.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※展示物の関係上、祝花はお断り申し上げます。

本展の関連イベントとしてトークイベント&レセプションを開催いたします。

トークイベント「写真と言葉のあいだ」

佐渡で波を撮り続ける写真家・梶井照陰、小説家・吉本ばなな、フォイル編集者・竹井正和によるトークイベント。
写真と言葉はどのように世界をとらえるのか。
作品づくりや写真集制作の背景について語ります。

2026年4月4日(土)16:30~17:30(16:00開場)
登壇者:梶井照陰、吉本ばなな、竹井正和
定員:20名 ※オンラインストアより要予約
料金:1650円(税込)
開催場所:東京都目黒区鷹番2-13-3キャトル鷹番 BOOK AND SONS 3F
ご予約はこちら
(※終了後にレセプションを予定しておりますが、吉本ばななさんはご参加されません)

梶井照陰(かじいしょういん)

1976年生まれ、新潟県出身。1999年高野山大学密教学科卒業。1995年〜1999年、高野山で修行。ベトナム、カンボジア、パプアニューギニアなど、世界各国を訪ね、積極的に取材して歩く。2004年、佐渡の波を撮り続けたシリーズで第1回フォイル・アワードを受賞、写真集『NAMI』を発表する。同作で、2005年度日本写真協会新人賞を受賞。現在、佐渡島にて真言宗の僧侶をしながら、写真家として活動をつづける。他の著作に『限界集落―Marginal Village』『KAWA』『HARBIN 2009-2012』『DIVE TO BANGLADESH』『お寺のハナちゃん』がある。2026年4月、写真集『NAMI_波』を刊行

吉本ばなな

1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。
87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)、2022年『ミトンとふびん』で第58回谷崎潤一郎賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞している。
近著に『ヨシモトオノ』がある。noteにて配信中のメルマガ「どくだみちゃんとふしばな」をまとめた文庫本も発売中。

竹井正和(たけい まさかず)

1961年、大阪・西成生まれ。1984年、径書房に入社し、経理として活動を始める。のちに同社社長を務め、1989年、28歳で出版社リトルモアを設立。写真集や芸術書を中心に、多くの写真家や作家の作品を世に送り出した。2004年にリトルモアを退社し、出版社FOIL(フォイル)を設立。

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