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「うつす」展開催のお知らせ

21st May 2024

EXHIBITION


5月30日(木)より、BOOK AND SONSにて「うつす」展を開催いたします。

写真に限らず、ひとは暮らしの中で様々なイメージを、お互いのうちに「うつしあって」います。
ワンパターンな自慢話を確認しあっているだけの場合もあります。

僕はコミュニティの雰囲気に自分の想像を越えて染まってしまったことも、
この人とは合わないなぁと思っていたら、会話ではない部分で思わず通じ合ってしまったことも、
そして「こ、これは!」というイメージをぶつけられて、先入観を正されたこともあります。

芸術に限らず、多くの業界の表現には参照点というものがあります。
現在の様相に至るまでに、人々はどのように文化をうつしあいながら、ここまでやってきたのでしょうか。

不思議な発展をしたアーカイヴは、そこここに形成されています。
でも良いんです。転向したって、週に30時間以上歩いていたって、同性と手繋ぎデートしたって、自分勝手に訳がわかっていたって、誰かに何かうつせれば、それが良いことです。

「うつす展」は2013年より続いている6人の美術家達によるグループ展の6回目。
途中でメンバーが入れ替わったり、ゲストをお迎えしたりしなかったりして、
過去には下品展、シネマ展、へいは展などを開催してきました。
今回は過去に制作した冊子もまとめてご覧いただけます。

是非ご高覧ください。
久家靖秀

本展では、1Fと2Fのスペースを使用して絵画約6点、立体約20点、写真約20点を展示いたします。

また本展の関連イベントとして「うつす会議」を開催します。

イベント「うつす会議」
本イベントでは、出品作家が50mm×50mmのプラ板、トレーシングペーパーなどにドローイングを実演し、昭和30年代のビンテージ小型プロジェクターでうつしだしてトークしていただきます。またご参加のお客様の中からご希望の方にドローイングを体験していただき、その作品をプロジェクターに投影するプログラムも予定しております。
直筆作品の制作の様子を見ることができる貴重な機会となります。この機会にぜひご参加ください。

日時:2024年6月16日(日)16:30-(16:00より受付開始)
登壇者:荒井伸佳、O JUN、末永史尚、冨井大裕、吉雄介、久家靖秀
定員:25名 ※オンラインストアより要予約(5/30(木)12:00よりオンラインストアにて予約開始)
料金:¥1,650(税込)※同時刊行する「うつす冊子」付き。
開催場所:東京都目黒区鷹番2-13-3キャトル鷹番 BOOK AND SONS 1F

ご予約はこちら

「うつす」展
2024年5月30日(木)ー6月18日(火)12:00-19:00 水曜定休 /入場無料
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
03-6451-0845 / shop@bookandsons.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※展示物の関係上、祝花はお断り申し上げます。

参加作家
荒井伸佳
1967年東京生まれ。1993年東京造形大学造形学部美術学科II類卒業。 主な個展「Pre History」FORUM ART SHOP エキビジョンスペース(東京 2006)、「Nowhere」プラザギャラリー(東京 2016)。主なグループ展「FLAGSHIP2004展」FORUM ART SHOPエキビジョンスペース (東京 2004)、「ZOKEI NEXT50」アーツ千代田 3331(東京 2016)、「CSP4 あることないこと」東京造形大学附属美術館(東京 2017)、「HANCO展」フラットリバーギャラリー(東京 2022)

O JUN
1956年東京生まれ。1982年東京藝術大学大学院修士課程修了。 個展、グループ展など。「畳に目」 照恩寺(東京 2022)。「ペイン天狗 長谷川繁 +O JUN 」カスヤの森現代美 術館(神奈川 2022)、「八甲田大学校」国際芸術センター青森(青森 2022)、森淳一×O JUN「象印」 ミヅマアートギャラリー(東京 2022-2023)、「六本木クロッシング 2022」森美術館(東京 2022- 2023)。「絵と縁」優美堂(東京2023,9~2024,1)、「北京⇔東京Untitled」MEGA FIELD(北京 2023)、「幸福惨憺世界」ミヅマアートギャラリー(東京 2024)

末永史尚
1974年山口県生まれ。1999年東京造形大学造形学部美術学科美術 I類卒業。 近年の主な個展に「軽い絵」MakiFineArts(東京 2024)。主なグループ展に「グランドオープン記念事業 展覧会 あしたのおどろき」東京都渋谷公園通りギャラリー(東京 2020)、「百年の編み手たち-流動す―る日本の近現代美術―」東京都現代美術館(東京 2019)、「アートセンターをひらく 第I期・第 II期」水戸芸術館現代美術ギャラリー (茨城 2019)。

冨井大裕
1973 年新潟県生まれ。1999 年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。 近年の主な個展に「みるための時間」新潟市美術館(新潟 2023)、「今日の彫刻 ートルソ、或いはチャーハンー」栃木県立美術館(栃木 2023)。グループ展に「へいは」代田橋 納戸/gallery DEN5(東京、2023)、冨井大裕・堀内正和「拗らせるかたち」Yumiko Chiba Associates(東京、2023)、「エフェメラ:印刷物と表現」慶応義塾ミュージアム・コモンズ(東京、2024)、「SCREWDRIVER 1st shot SCULPLAY」マツモトアートセンター(長野、2024)など。

吉雄介
1965年横浜市に生まれる。1990年東京造形大学美術学科 II類卒業。
1992年よりトタンを素材にした彫刻作品を制作 、個展、グループ展を中心に発表。 2024年10月 Flat River Gallery(東京)にて 「具」象展開催予定。

久家靖秀
写真家。1994-95年「STREET STYLE」@V&A MUSEUM 参加。2001年「THE KYOGEN OF ERRORS」@ Shakespear’s Globe Theatre LONDON、メインビジュアル。2002年 日韓共催W杯公式写真。2006-07年「久家靖秀展」、2021年「Mnemosyne」@Time & Style Midtown。2014年横浜トリエンナーレ、2019 年クリスチャン・ボルタンスキー展、公式写真など。2022-23年 「KUMIHIMO: The Art of Japanese Silk Braiding by DOMYO」@外務省 JA House LA/Sao Paulo/ LONDON 展 撮影、動画監督。主な作品集に「庭と園」「アトリエ」(FOIL)「Mnemosyne」(HeHe)「Reinventing the Wheel」(BOOK AND SONS) など。

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