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川崎祐「未成の周辺」開催のお知らせ

20th April 2024

EXHIBITION

5月2日(木)より、BOOK AND SONSにて川崎祐の新作写真集より『未成の周辺』の写真展を開催いたします。

家庭内写真と地方・郊外をテーマに制作を続ける写真家 川崎祐。

本展では、和歌山県新宮市を取材し、「聖地」として知られる熊野の風景の脱構築と、「風景写真」の成立条件を問う写真作品を展示します。

熊野を歩きながら一見ありふれた郊外の風景を撮影したパートと、路面バスの車窓からカメラの機械性に身を委ねて撮影を行ったパートが両立することで、結果的にこの作品は一種の「写真論/風景論としての写真」の相貌を帯びています。

本展では1Fと2Fのスペースを使用して約20点展示いたします。「地方/郊外」へのアプローチを持続・発展させ、写真論としての「風景」を問う意欲的な作品群をぜひ会場にてご覧ください。

川崎祐「未成の周辺」
2024年5月2日(木)ー5月21日(火)12:00-19:00 水曜定休 /入場無料
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
03-6451-0845 / shop@bookandsons.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※展示物の関係上、祝花はお断り申し上げます。

また本展では、関連イベントとして「未成の周辺」が新作アルバムのジャケットへ作品提供を行ったoono yuuki band主宰の大野悠紀氏/大野氏の長年のご友人でもある小説家の滝口悠生氏をゲストに迎え、トークイベントと、大野氏によるミニライブからなるイベント「五月」を行います。さらに展示会場では、同時刊行される3名のZINEの販売も行います。

トークイベント+ミニライブ「五月」
日時: 2024年5月18日(土)13:00-15:00(12:30より受付開始)
登壇者 : 川崎祐(出展作家)、滝口悠生(小説家)、大野悠紀(音楽家)
定員:25名 ※オンラインストアより要予約(5/2(木)12:00よりオンラインストアにて予約開始)
料金:¥2,200(税込) ※同時刊行するZINE「五月のZINE」付き。
開催場所:東京都目黒区鷹番2-13-3キャトル鷹番 BOOK AND SONS 2F

ご予約はこちらから

川崎祐 [かわさき・ゆう]
写真家。1985年、滋賀県生まれ。2017年、第17回写真「1_WALL」グランプリを受賞。2018年、ガーディアン・ガーデンで個展「Scenes」を開催。同作で第44回木村伊兵衛写真賞最終候補にノミネートされる。2019年に『光景』を赤々舎より刊行し、同時期に個展「光景」をニコンサロンで行う。2022年に3年ぶりの新作「未成の周辺」(Alt_Medium)を発表し、翌年kanzan galleryでも同名の個展を開催、写真集『未成の周辺』(喫水線)を刊行する。2025年には「あざみ野フォト・アニュアル2025 わたしの知らない場所の名前」を横浜市民ギャラリーあざみ野で開催予定。そのほか、文芸誌や書評誌等にエッセイや書評、短編小説を寄稿。
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滝口悠生[たきぐち・ゆうしょう]
小説家。1982年、東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年「死んでいない者」で芥川賞、2022年『水平線』で織田作之助賞、2023年「反対方向行き」で川端賞を受賞。著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『ラーメンカレー』『さびしさについて』(植本一子との共著)など。

大野悠紀[おおの・ゆうき]
高知県生まれ。oono yuuki band主宰。2010年に『Stars In Videogame』、2012年に『Tempestas』の二枚のアルバムをした後、バンド活動を休止。2015年 にソロアルバム『夜と火』を発表。2023年にoono yuuki bandとしては12年ぶりとなるアルバム『GREENISH BLUE, BLUISH GREEN』を発表。さらに2024年4月24日にソロとしても8年ぶりのアルバム『遠雷|よあけ』を発売予定。パンクロックとミニマルミュージックに強い影響を受けている。
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