3月20日（土）より、オランダの写真家 Melissa Schriekによる写真展「The City is a Choreography」を開催いたします。
パフォーマティブなアプローチでイメージを作成することで知られ、ステージド・フォトとドキュメンタリー写真の境目を探るオランダの写真家Melissa Schriek。
2020年に発表した本作「The City is a Choreography」は、ヨーロッパで最も長い歴史をもつオランダのブックデザインアワード「The Best Dutch Book Designs」に選ばれました。
どこにでもある歩道、少し曲がった電柱、鮮やかなオレンジ色の交通コーン、錆びたままの自転車、そしてそれらの中に溶け込む奇妙なポージングをする被写体たち。
2017年から2020年にかけて世界各地の都市で撮影された本作では、人間の身体を通して都市空間とそこに住む見知らぬ人々とのつながりを捉えています。都市の環境をただ知覚するのではなく、目と身体の両方で体験する必要性を感じた彼女は、感情を伝えるツールとして被写体の身体を使用しました。
写真の中にある被写体の身体は、背景にある都市と身体的・感情的なつながりを生み出し、都市の環境に溶け込み、自らの身体が風景の要素となり、私たちがお互いやそれぞれの個人的な環境とどのように結びついているのかを問いかけます。
本展では1Fギャラリースペースに加え、2Fのスペースも利用し、約30点の作品を展示いたします。
会場では写真集「The City is a Choreography」に加え、本展のために用意された特別版プリント「The Bow」も販売。
写真集およびプリントはオンラインストアでも販売いたしますので、ぜひお見逃しなく。
微妙な奇妙さが際立つ都市の世界を、ぜひ会場でお楽しみ下さい。
Melissa Schriek写真展「The City is a Choreography」
2021.3.20 sut – 4.13 tue.
12:00-19:00 水曜定休/入場無料
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来店の際はマスクの着用をお願いいたします。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
Melissa Schriek
1992年生まれ、アムステルダム在住。
オランダのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでドキュメンタリー写真を学ぶ。
パフォーマティブなアプローチで制作される作品を通し、観察と演出の両面から個人と環境の関係性を探る。クライアントはCanon,、Die Zeit、 Harvard Manager Magasinなど。
Instagram：@melissaschriek
