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写真集『その時間の差し出し方 1 ― 湯宿さか本』出版記念写真展開催のお知らせ

8th July 2022

EXHIBITION

この度BOOK AND SONSでは、写真集『その時間の差し出し方 1 ― 湯宿さか本』の出版を記念し、写真展を開催いたします。

京都を拠点に国内外の風景や暮らし、寺院や職人たちなどを見つめながら、そこに内在する美しさを抽出することに注力している写真家 中島光行。この写真集は中島がブックディレクター・編集者の幅 允孝とグラフィックデザイナーの鈴木孝尚と共同で新たに立ち上げた出版レーベル「すなば」からの第一弾の写真集として出版されました。

能登の風土と、主人の思いがひとつになった小さな湯宿「湯屋 さか本」。
テレビも電話もトイレもなく、「至らない、尽くせない宿」と自らを曰いますが、そこには主人の深い美意識が隅々まで行き届いており、日々調理や掃除といった行為を繰り返しながら長い時間をかけ精密に熟成された野趣だと中島は言います。

本展では1Fと2Fのスペースを使い作品を展示いたします。
宿に流れる時間を追体験できるかのような本作を、是非会場でご覧ください。

 

写真集『その時間の差し出し方 1 ― 湯宿さか本』出版記念写真展
2022年7月21日(木)-8月7日(日) 12:00 – 19:00 水曜定休/入場無料
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
03-6451-0845 / shop@bookandsons.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来店の際はマスクの着用をお願いいたします。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※展示物の関係上、祝花はお断り申し上げます。

トークイベント
2022年7月23日(土)14:00 – 会場:BOOK AND SONS
出版メンバーの写真家の中島光行、ブックディレクターの幅允孝、グラフィックデザイナーの鈴木孝尚をお迎えして、本の制作秘話を伺います。またこの日は荒木町のバーで週末のみ間借り営業をしている「喫茶 芳」が出店します。手回し焙煎の美味しい珈琲を飲みながら、是非ご参加ください。
※予約不要、入場無料
※混雑状況によっては入場制限をさせていただく場合がございます。
※トークイベントはオンラインにて同時配信いたします。ご来店が難しい方はぜひ配信をご利用ください。
(当インスタグラムアカウントにて配信予定 @bookandsons


中島光行(写真家)
京都生まれ。京都を活動拠点に国内外の風景や暮らし、寺院や職人たちなどを見つめながら、そこに内在する美しさを抽出することに注力している。撮影した博物館、美術館の所蔵作品、寺社の宝物、建築、庭園などには国宝や重要文化財も数多く含まれるだけでなく、社寺仏閣などの捉え方には今までになかったユニークな視点をまぜて表現し、新たな寺院撮影の潮流をつくる。日本郵便発行の「世界遺産シリーズ」「京都の風景シリーズ」切手への写真提供や世界中から注目される数奇屋・日本建築を作る集団「三角屋」、京都にある話題のイノベーティブレストラン「LURRA°」のイメージのビジュアル撮影などの他、雑誌、書籍、広告などのメディアでも活躍。またその他に、ギャラリー&セレクトショップの「Community Store TO SEE」主催、プロジェクト「三度目の京都」発起人、出版レーベル「すなば」をブックディレクター幅 允孝(BACH)、アートディレクター鈴木孝尚(図録デザイン研究室)と共同で立ち上げるなど、多方面で活動している。

幅 允孝(ブックディレクター)

1976年愛知県津島市生まれ。有限会社BACH(バッハ)代表。未知なる本を手にしてもらう機会をつくるため、本屋と異業種を結びつけたり、病院や企業ライブラリーの制作をしている。代表的な場所として、国立新美術館『SOUVENIR FROM TOKYO』や『Brooklyn Parlor』、伊勢丹新宿店『ビューティアポセカリー』、『CIBONE』、『la kagu』など。その活動範囲は本の居場所と共に多岐にわたり、編集、執筆も手掛けている。著書に『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』、『幅書店の88冊』、『つかう本』。『本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事』(著・高瀬毅/文藝春秋)も刊行中。愛知県立芸術大学非常勤講師。

鈴木 孝尚(グラフィックデザイナー)

1985年愛知県豊橋生まれ。図録デザイン研究室 代表。グラフィックデザインの領域から社会との関わりを考え、それを残すこと目的とし、人との縁を大切にしながら、少しでも後世に残すために活動。『清水寺』『和久傳』のブランディング事業や『山口ゆめ回廊博覧会2021』の映像制作、『ARTS&SCIENCE』のWEBサイトのアートディレクションを担当。2019年、haruka nakamuraと岡山県瀬戸内市牛窓町で滞在制作を行い「白の本」を発表。御茶屋跡(牛窓)にて初の個展となる「風展」「風のうた会」を開催。2020年度から、牛窓クラフト散歩の実行委員会にも参加。

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