9月19日(土)より開催される写真展「豊島の空気」と合わせて、会場2Fでは写真家泊昭雄氏の過去作品である「PRINT lot more」「BEACH」を同時展示いたします。
2016年に発表された「PRINT lot more」。
大判ネガフィルムで撮影しプリントすることにこだわった作品群からは、デジタル写真にはない上質でやわらかな階調が表現されています。
写真がカタチを持たないデジタルデータとして扱われることが多い中、写真をプリントすることでカタチとして残し、上質なプリントを感じてもらうことから、人とモノとの関係性が浮かび上がります。
そして、日産のDatsunでアメリカ・サンフランシスコからサンディエゴまでルート1沿いを南下し西海岸沿いを撮影した風景が収められている「BEACH」。
美しく柔らかな質感で記録された、穏やかな西海岸沿いの情景が収められており、写真集には豊島の宿「ウミトタ」のディレクションも担当しているミナペルホネン・皆川明氏の言葉が添えられることで、
より一層心地よく解放感に満ちた風を感じることのできる一冊となっています。
また、会場3Fでは泊氏がクリエイティブディレクターを務めるフォトアートマガジン「hinism」の制作過程の資料を特別展示いたします。
「hinism」は、「日々に見る」「日常に生きる」「日本に住む、そして日本に宿る」をコンセプトに、泊氏をはじめとする気鋭のフォトグラファーたちが撮り下ろした写真のほかエッセイやイラストなどを収録したアートマガジン。
「言葉、絵、写真をもっと大事に扱ってほしい」「ひとつのビジュアルがそのまま紙媒体でポスターのような強い表現になることを知ってほしい」という泊氏の想いが形になるまでの過程を見ることができる貴重な機会ですので、こちらもぜひお見逃しなく。
泊氏の過去の全写真集および展示作品も販売いたしますので、ぜひ会場で展示とともにお楽しみください。
写真展「豊島の空気」
2020年9月19日(土)ー10月11日(日)
12:00 – 19:00 水曜定休 / 入場無料
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来店の際はマスクの着用をお願いいたします。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。