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鷹野隆大×原田直宏 トークイベント + Libraryman Book Fair

30th November 2022

EXHIBITION

鷹野隆大「CA.RA.MA.RU」、原田直宏「TOKYO FISHGRAPHS | 2020」の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。

「ジェンダー」「セクシャリティ」「身体性」や「都市」「日常」などをテーマに、見るものに新たな視座を与える作品を発表し続ける鷹野氏と、日本美術を彷彿とさせる深い表現性を湛えた独特のスタイルで、現代の都市と人間を捉えてきた原田氏。
トークイベントでは二人に加え、写真評論家・ライターのタカザワケンジ氏を招き、新刊と最近の活動についてお話しいただきます。貴重な機会となりますのでぜひご参加ください。

鷹野隆大×原田直宏 トークイベント
日時:12月24日(土)14:00〜16:00(13:30受付開始)
定員:25名 当店オンラインストアより予約制
料金:無料
開催場所:BOOK AND SONS 3F
※予約人数によっては当日受付も行います。
ご予約はこちら

また、出版元である「Libraryman」のブックフェアを3Fで開催いたします。

現代写真を簡潔に編纂された作品集の形にすることを主眼として、2008年スウェーデンに誕生した「Libraryman」は、これまで、Gerry Johansson、Viviane Sassen、Ron Jude、Ola Rindal、横浪修など多くのアーティストたちとコラボレーションを行ってきました。
時代に流さない控えめなデザイン、そして本を手にしたときの感触にまでこだわるLibrarymanの書籍は、どれも長く愛される一冊に仕上がっています。
フェアでは約20タイトルを販売いたしますので、この機会にぜひお手にとってご覧ください。

「Libraryman」ブックフェア
12月10日(土)- 12月25日(日)12:00 – 19:00 水曜定休
BOOK AND SONS 3F

鷹野 隆大
写真家。1963年福井県生まれ。
1994年からセクシュアリティをテーマに作家活動を開始。女か男か、同性愛か異性愛かといった二項対立の狭間にある曖昧なものを可視化することを試みた作品集『IN MY ROOM』(蒼穹舎、2005年)で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞。その後は同テーマをポルノグラフィカルな形式を通して探求したシリーズ『男の乗り方』、無防備なセクシュアリティの表出が警察沙汰を招いた『おれと』など、性欲という“下半身の問題”をアイデンティティや社会規範との関わりのなかで捉える作品を発表している。
他に、“市場価値のない”身体イメージを集めたシリーズ『ヨコたわるラフ』、極めて身近でありながら顧みられることのない日本特有の都市空間を写した『カスババ』など、視覚表象における価値のヒエラルキーを問う作品シリーズがある。2011年の東日本大震災以降は影をテーマに種々の作品に取り組んでいる。
2021年に国立国際美術館で初の個展『鷹野隆大 毎日写真1999-2021』を開催。
2022年、第72回芸術選奨美術部門文部科学大臣賞、第38回写真の町東川賞国内作家賞を受賞。

原田 直宏
アーティスト
1982生まれ 東京都出身
2010年 早稲田大学芸術学校空間映像科卒業
日本写真が築いてきた思考と日本美術の伝統的な表現の融合を中心に据えて、多層的で複雑な現代の都市の視覚と意識を写真という平面性のメディアで表現。
禅フォトギャラリー(東京)にて個展”泳ぐ身体”(2014)と”三つ目の部屋へ”(2018)を開催し、同名の写真集を刊行。最新作「Tokyo Fishgraphs | 2020」でLibraryman Award 2022を受賞した。

タカザワケンジ
1968年群馬県生まれ。写真評論、写真家インタビューを執筆。著書に『挑発する写真史』(金村修との共著、平凡社)があるほか、『Study of PHOTO 名作が生まれるとき』(ビー・エヌ・エヌ新社)日本語版監修。渡辺兼人写真集『既視の街』(東京綜合写真専門学校、AG+ Gallery)の構成と解説など、写真集制作にも携わる。京都芸術大学、東京綜合写真専門学校、東京ビジュアルアーツで非常勤講師を務める。IG Photo Galleryディレクター。東京在住

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