8月22日よりスタートした、アートブック専門のディストリビューター・twelvebooksとのプロジェクト「outletbooks by twelvebooks」。
「outletbooks by twelvebooks」は、twelvebooks が海外からの輸入時に発生したダメージ本やサンプル利用により傷みのあるものなど従来の流通に乗せることが出来なくなったアートブックを特価で販売する期間限定スペースで、BOOK AND SONS 3F を拠点に2025年上旬まで定期的にジャンル毎に入れ替えを行い開催。また、展開ジャンル毎にアーティストを迎え入れ、スペース内にてインスタレーションを展開し、特別な空間を演出しながらアートブックアウトレットをお楽しみに頂けます。
今回開催する第二弾は「Art」をテーマに書籍を取り揃え、日本人アーティストの木下理子をゲストアーティストとして迎えます。
身近にある素材を使い柔らかに鑑賞者の知覚に伝播してくる木下氏の作品を体感できます。プレイフルなインスタレーション空間と展開されたアートブックをご一緒にお楽しみください。
また、木下理子の初刊行書籍『25時のピクニック』(oar press, 2024年)を記念して、版元であるoar pressのフェアを1階で開催中です。
コンパクトながらユニークな造本で、温かみを感じる特別なタイトルたちをぜひお手にとってお楽しみください。
木下理子(Riko Kinoshita)
1994 年東京都生まれ 2019 年武蔵野美術大学大学院修士課程美術専攻修了。水彩やサイアノタイプ(日光写真)などの技法を用いたドローイング、身近な素材を使った立体、あるいはインスタレーションのような空間的な手法を用いて作品を制作。暮らしのなかで見落とされる些細な事柄を感知するための手がかりとして、作家のコントロールの及ばない重力、風、湿度、日光などにより、形や見え方が様々に変化する作品を「ドローイング」と呼び、環境や世界を知る「知覚装置」としての作品群を展開している。
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oar press
作家と協働してアートブックを主に刊行する出版社。
オルタナティブで包括的な出版レーベルを目指し、アーティストブックやエディションワークを制作。作家にとっての発表の場を、本という場所に設けることを再考する。
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