2月10日(土)より、写真家、住山洋の写真展を開催いたします。ニューヨークを拠点に活動してきた住山洋は、自ら設計・製作したピンホールカメラを用い、そのソフトフォーカスの特性を活かした写真を得意としています。
今回の展示『Sea of Tranquility -静かの海-』は、自然が持つ静かな情景をテーマにしたシリーズ「Vestige」や「Path」など、全て大判のフィルムで撮影された十数点の作品から構成されます。自身が暗室で焼きつけた写真はデジタルとは違った優しい風合いを持ち、まるでカメラ前の空間が詩的な写真へと生まれ変わったような印象を受けます。展示初日には作家本人が在廊しレセプションを開催しますので、作品に込めた思いや撮影の裏話などを直接尋ねてみてはいかがでしょうか。
会場には写真の他にピンホールカメラやネガなども展示し、全体を通して撮影時の雰囲気を味わうことができる空間になっています。こちらも写真と合わせてぜひお楽しみください。
住山洋 写真展「Sea of Tranquility – 静かの海 – 」
2018.2.10 Sat – 2.25 Sun 12:00–19:00 入場料:無料 ※水曜定休
レセプション:2018.2.10 Sat 17:00–19:00
場所:BOOK AND SONS 1Fギャラリー 参加費:無料
住山洋 Hiroshi Sumiyama
1973年京都生まれ。1995年渡米、ニューヨーク市内で活動。2000年代中頃から写真に魅せられ、2008年マンハッタンにある国際写真センター(The International Center of Photography: ICP)を卒業。大判フィルムを使い、フォーカスを排除した写真に取り組み、自然風景、都市風景、建築などのテーマの作品を展開している。現代美術家、杉本博司に師事。2015年より東京在住。