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新納翔写真展「PETALOPOLIS」開催のお知らせ

24th March 2022

EXHIBITION


4月9日(土)より、写真家 新納翔による写真展「PETALOPOLIS」を開催いたします。

現代都市とそこに暮らす人間の有様を表現してきた写真家 新納翔。
本作では、私たちが生活する現在の都市を仮想都市に見立て、それらを「MEGALOPOLIS」の先にあるもの、GIGA、TERAよりもさらに大きな単位である「PETA」と合わせた造語「PETALOPOLIS」として総括しています。

昨年4月の新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言発令下、人のいなくなった銀座のビル群を目にした新納はそれらを現代の遺跡のように感じ、未来の都市に錯覚したといいます。
同じ場所に違う時代の景色が存在していると思わせるような違和感の正体ー
今目の前にある風景をずっと先の都市風景の片鱗ではないかと予感した新納は、非現実な「現実」の断片を集め採集していきます。そこには現代都市の姿でありながら、はるか未来の姿にも感じさせる矛盾を孕んだ都市の片鱗が写し出されています。

本展では写真集「PETALOPOLIS」に加え、新作「unsustainable」に収録されている作品から約30点を展示いたします。
東京の都市風景を極端に引き伸ばし、グラフィカルに構成した新作「unsustainable」。
「PETALOPOLIS」で提唱された東京の未来の都市風景への批判的な視線を、より縦に長く、単一に伸びていく抽象的な視覚表現へと昇華し、現在の都市のありさまを「unsustainable」=持続できないものとして示唆しています。

会場では写真集「PETALOPOLIS」「unsustainable」のほか、築地市場の警備会社で働きながら取材し撮影した『築地0景』、7年間にわたって山谷の帳場で働きながらありのままの山谷を切り取った『Another Side』、東京オリンピックへ向けて、急速に変化していこうとする都市の表層を削ぐように撮影した、2007年から10年間の都市風景の集成『PEELING CITY』など過去作品集も販売いたします。

 

新納翔写真展「PETALOPOLIS」
2022年4月9日(土)ー4月26日(火)12:00-19:00 水曜定休 /入場無料
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
03-6451-0845 / shop@bookandsons.com
※駐車スペースはございませんのでお車でのご来店はご遠慮ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来店の際はマスクの着用をお願いいたします。
※入場制限やアポイントメント制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
※展示物の関係上、祝花はお断り申し上げます。

新納翔
1982年横浜生まれ。
麻布学園卒業、早稲田大学理工学部中退。
2000年に奈良原一高氏の作品に衝撃を受け、写真の道を志す。
2009年から2年間、中藤毅彦氏が代表をつとめる新宿四ツ谷の自主ギャラリー「ニエプス」で メンバーとして活動。
かつて肉体労働者の街と呼ばれた東京都台東区にある「山谷地区」を撮影するために、約7年間簡易宿泊所の管理人として撮影。
その後築地市場を撮る為に、市場を担当する警備会社に就職、その後も常に内側からの視線によって変わりゆく街・都市風景を捉えてきた。
主な写真集に『山谷』『Another Side』『築地0景』『PEELING CITY』がある。
現在RICOH・PENTAXアンバサダー。

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