
1月8日(木)より、 Setanta Books(セタンタ・ブックス) によるZINEシリーズのフェアを開催いたします。
Setanta Booksはイギリスを拠点にアート・写真・カルチャーの書籍を手がけており、独自のキュレーションで注目を集めるインディペンデント・パブリッシャーです。
今回ご紹介するのは、2020年よりスタートしたZINEシリーズ。
新進気鋭の若手写真家一人に焦点を当て隔月で刊行されている本シリーズは、毎号300部限定という希少性もあり、発表される度に注目を集めています。
各号では写真家各々の視点やテーマが丁寧に編まれ、実験的でありながらも今の写真表現をリアルに感じることができます。
本フェアでは、通常は国内で一覧することは難しいこれらのZINEを一堂にご紹介いたします。
Setanta Booksが継続的に取り組んできた現代写真の実践は、商業出版とは異なるZINEならではの親密さを通じて、写真集というメディアの可能性を示しています。
ぜひ実際に手に取ってご覧ください。
当店オンラインストアでも販売しておりますので、遠方でお越しになれない方もぜひご覧ください。
オンライン会場はこちら
「Setanta Books Bi-Monthly Zines Fair」
1月8日(木)- 1月27日(火)
12:00-19:00 水曜定休 /入場無料
東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番 BOOK AND SONS
03-6451-0845 / shop@bookandsons.com
009 – Polly Alderton
ほろ苦いノスタルジーと鮮烈な即時性の両方を兼ね備えるPolly Alderton。 彼女の写真は、家族、母性という現実を描写することに重点を置いており、イギリスの労働者階級の経験に立脚している。 それらは大切な瞬間で構成された記憶と現在の体験のきらめくような融合は、人生全体への深い「個人的な窓」としてフレーミングされた写真と言える。

013 – Delfina Carmona
アルゼンチン・ブエノスアイレス出身で現在はベルリン在住のDelfina Carmona。演劇とプロの写真家としての経歴を持ち、現在は写真家でアートディレクターも行い、コンテンツクリエイターとしても活動を行うなどその仕事は多岐に渡る。そうした仕事柄、ほぼ日常的に場面やインスタレーションを構築したり、ビジュアル・アートと写真にキャリアを捧げてきた。本書ではセルフポートレートやオブジェや影を用いた構成でそれらが彼女自身の一部となるような小さな物語や演技を行うなど作者の持つ表現の手札が遺憾無く発揮されている一冊。

019 – Lena Aires
Lena Airesは、自身の想像力を通して、精神性、自然、動物、親密な瞬間といった「愛するもの」を被写体とし、官能的な要素を織り交ぜながら作品を創作している。本書に収められた写真は、彼女が育った北ウェールズで撮影され、セルフポートレートや静物写真と組み合わされることで、これまでの彼女の人生と作品における重要な章を形成している。

004 – Hollie Fernando
高校で写真の基礎を学び、卒業後は商業写真の仕事を通してスキルを磨いてきたHollie。彼女の作品は、古典絵画からインスピレーションを受けており、その色彩、照明、象徴的な要素が特徴となっている。有名ミュージシャンや俳優、あるいは友人や兄弟を撮影する際も、彼女は常にリラックスしたアプローチを崩さない。

008 – Nick Prideaux
フランス・パリを拠点にメルボルンや北京、東京、東南アジア諸国と幅広く活動しているオーストラリア人写真家Nick Prideaux。写真を世界を理解するための糸口として捉え、カメラは柔らかさと手触りへの好奇心からそれらを抽出する道具と認識している作者はフィルムを用いて撮影を行っており、そのフィルムへ光や色、そして偶然にも出会った人々との戯れを焼き付けて、つかの間の断片的な場面を永遠のものにしている。抒情詩的な写真が印象的な一冊。